データ制作ガイド 応用編
まずは基本編を確認いただいた上で、商品によっては必要になる「白押さえ」について説明しています。
- 白押さえとは
- 作り方
- 注意点
白押さえとは
対象商品
こちらのガイドは以下の商品が対象です。
- ・ホログラム缶バッジ(白押さえ有)
- ・ホログラム缶バッジ四角(白押さえ有)
白押さえとは
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白押さえとは…ホログラムの柄が透けている箇所と、透けていない箇所を作り、部分的にはっきりデザインを見せたいときに便利な印刷です。
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白押さえ無しのホログラム缶バッジ
ホログラム缶バッジは通常、透明フィルムの裏側に印刷を行い、ホログラム紙と重ねてプレスして製作しています。
この場合、デザイン全面にホログラムの柄が透けた状態になります。
キャラクターや人の顔部分にも柄が重なるため、ややデザインが分かりにくい仕上がりになります。
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白押さえ有りのホログラム缶バッジ
フィルムにデザインを印刷した上から、部分的に白いインクを印刷(白押さえ)します。
白いインクを印刷した部分はホログラムの柄が透けず、はっきりデザインが見えるようになります。
「白色」を表現したい部分も、白押さえをつけることで白く印刷することが可能です。
白押さえの作り方
Illustratorでの作り方
- STEP 1
- 輪郭を制作
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白押さえを重ねたい部分(ホログラムの柄が見えないようにしたい部分)の輪郭をペンツールでなぞります。
- STEP 2
- パスデータを塗りに変更
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作成したパスデータをK100%の塗りのみ、線の色は無しにします。
- STEP 3
- 白押さえのパスを縮小
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白押さえのパスを選択した状態で「効果>パス>パスのオフセット」で-0.1と入力し、縮小します。
白押さえをデザインよりも若干小さく作成することで、印刷した際にデザインより外側にはみ出るのを押さえ綺麗に仕上がります。
- STEP 4
- アピアランスを分割
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STEP 3のパスデータを選択し、「オブジェクト>アピアランスを分割」を選択します。
輪郭が元のサイズより小さくなります。
- STEP 5
- 白押さえのパスをグループ化
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STEP 4で作成したパスを全て選択した状態で[command+G]、もしくは「オブジェクト>グループ」でグループ化をすることができます。
必ず「白押さえ」のレイヤーに配置し、完成です。ホログラム缶バッジ四角は「安全ライン(点線)」より内側に白押さえを収めてください。
Photoshopでの作り方
- STEP 1
- 輪郭を制作
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白押さえを重ねたい部分(ホログラムの柄が見えないようにしたい部分)の輪郭をペンツールでなぞります。
- STEP 2
- 輪郭を制作
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STEP 1でなぞってできたパスを選択範囲として読み込みます。
赤丸の部分を押すとパスが選択範囲になります。
- STEP 3
- 白押さえのパスを縮小
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「選択範囲>選択範囲を変更>縮小」から選択範囲を0.1mm(1~2px)縮小します。
白押さえをデザインよりも若干小さく作成することで、印刷した際にデザインより外側にはみ出るのを押さえ綺麗に仕上がります。
- STEP 4
- 白押さえを塗りつぶし
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STEP 3で選択した状態で、白押さえレイヤーにバケツツールなどでK100で塗りつぶします。
必ず「白押さえ」のレイヤーに配置し、完成です。ホログラム缶バッジ四角は「安全ライン(点線)」より内側に白押さえを収めてください。
注意点
注意が必要なデザイン
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黒(K)を含む濃い色の細い線・角のあるデザインは要注意!
・黒(K)を含む濃い色は、白押さえを付けると細い箇所・角が欠けて印刷される恐れがあります。
・黒(K)を含む濃い色のデザインや細い線には、白押さえを付けないことをオススメします。(濃い色は白押さえがなくてもホロの柄が透けにくいため)
よくあるミス
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白押さえは必ず白押さえ用のレイヤーに、K100でご制作ください。
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白押さえは必ずグループ化をしてください。
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細かいデザインは、白押さえがはみ出て見えてしまう可能性がございます。
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白押さえには線を使用せず、塗りのみで作成してください。
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白押さえの消し残しがあると白く印刷されてしまいます。
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グラデーションなどの細かい表現はできません。
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白押さえを部分的に消したい場合は、オブジェクトを重ねて消すのではなく、パスファインダー等で切り抜いてください。
ご利用の流れ
サービス
よくある質問
缶バッジの達人(カンタツ)とは
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選べる缶バッジ30種以上
その名の通り「達人」を目指し、
様々な缶バッチを取り扱っております。 -
1個から製作
オリジナル缶バッジを最安税込550円1個
から気軽に制作できます。 -
画像1枚あればOK
イラストや写真など画像データがあれば、
誰でも簡単に作成できます。